愛と哀しみのルフラン

愛と哀しみのルフラン
 愛と哀しみのルフラン
   岩谷時子 1982年



越路吹雪に出会ったのは互いに10代のころ。それから二人でともに仕事をし、戦争を乗り越えてきた絆はいかばかりかと思います。
この本は、越路吹雪が亡くなった後に書かれていて、旅先の店で思わず彼女へのおみやげをさがしている自分に気づくなど、深い哀しみと孤独感が胸を打ちます。
それでも岩谷時子としての仕事の大きさを思う時、どんなにか苦労したに違いない事実には一言も触れていません。それがとてもかっこいい。けれどやっぱり。フランス語の歌を訳詩にするとき、又、加山雄三の曲の歌詞を考えていたとき、ミュージカルの歌詞を作り出すとき、どんなふうだったのか、なんて、何も言わない時子さんがちょっとうらめしい。
はんのすず
Posted byはんのすず

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