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はんのすず

はんのすず

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 花競べ 向嶋なずな屋繁盛記
  (講談社文庫)

 朝井まかて





眩(くらら、葛飾応為の話)と、残り者(江戸城明け渡しの日のできごと)と、おもしろかったので著者のデビュー作を読みました。
江戸時代、登場人物が、武士、町人、北斎のような画家、花魁、などなどありますが、この作品は”花師(今でいう園芸家”にあたるでしょうか) に着目しているところが、新鮮でした。確かに育種技術や造園技術など盛んであったはずです。
デビュー時の原題は、”実さえ花さえ” 。万葉集の歌「橘は 実さへ花さへ その葉さへ 枝に霜ふれど いや常はの樹」 からの出典とのこと。 植物の生命力を確かなバックボーンとして、さわやかな物語でした。
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