ときどき本の暮らし

2020年1月、本と畑と から変更しました。

プラハの憂鬱

プラハの憂鬱 佐藤優 (著) 2015年 新潮者 緊急事態宣言で、図書館も休館かと思ったら、予約本の受取と借りた本の返却を受け付けてくれました。連休中にこちらの本を、と楽しみに読みました。「自壊する帝国」よりは、ずっと読みやすかった。とはいえ、チェコの神学者などなどの話はさすがに難しい。求めていた社会主義国の神学者の本をきっかけに、イギリスへ亡命してきたチェコの知識人たちと深く知り合っていくのが、いか...

サンショウウオ戦争

サンショウウオ戦争 カレル・チャペック (著)1936年栗栖 茜(訳) 2017年 海山社 いわゆるディストピア小説。SF的に読めるかと思っていたら、自分にはとても読みにくかった。和田誠の装丁がよかったのだけど。別の訳を読んだ方がよいかも。...

自壊する帝国

自壊する帝国 佐藤優 (著) 2006年2008年  新潮文庫 ソ連が自壊していく様を、若き外交官としてその渦中で経験したことの詳細な記録。歴史は小説しか読んだことのない私には、向いていないと思いましたが、読みだしたらやはり最後まで読まなくては、と。文章を飲み込むのに時間がかかり、獄中記などに取り上げられていた、チャペックの「サンショウウオ戦争」と、2本立てで。ところがどっこい、こちらも結構時間がかかって、...

ミドルマーチ4

ミドルマーチ4 ジョージ・エリオット (著)廣野由美子(訳) 2021年3月 光文社古典新訳文庫 新聞の広告欄で見つけました。今月の新刊本です。第4巻の新訳というので、楽しんで読みました。ミドルマーチ(という架空の町)の重要登場人物のあれこれ、なのですが、少しも飽きることなくワクワクしながらページをめくりました。約4組のカップルがそれぞれ、苦境に落ちたり、破綻に追い込まれたり、ヒロインのドロシアってちょ...

紳士協定

紳士協定 私のイギリス物語 佐藤優 (著) 2012年 新潮社 外交官になってロシア語研修のため、英国陸軍の語学学校で研修中の体験談。ホームステイ先の少年グレンとの交流は、まるで小説を読んでいるかのよう。著者の人々との出会いはホントに対等で真摯。同期の外交官M氏とも、自分とは知のかたちが違うと認識していても、”研修生時代の著者にとってかけがえのない友人であったという記憶は一生消えない。”とあとがきの最後に記...

あきない世傳金と銀(十)合流篇

あきない世傳金と銀(十) 合流篇 高田郁 (著) 2021年2月 角川春樹事務所 五鈴屋江戸本店は呉服仲間から追い出され、太物(木綿や麻)の織物しか扱えなくなりました。しかし、店主の幸と使用人と友人知人、気心のしれた染物職人の仲間達で力を合わせて新しい木綿の浴衣を売り出そうと奮闘します。秘すること3年。売出しは大成功でした。この巻で大団円かと思ったら、まだ続きがあるようで楽しみです。...

獄中記

獄中記 佐藤優 (著) 2006年 岩波書店 著者の精神の強靭さと、獄中での語学・哲学・神学などの勉強態度や読書量に圧倒されました。なので、途中であきない世傳10(合流篇)を読んで、気分転換しながらこちらの本を読みました。歴史的舞台で身を削りながら仕事をしていたのが、国策変更等により、検察庁に逮捕され勾留された511日間の記録です。一度読んだだけでは、理解できたとは言えない読書体験でした。...

椿の開花

椿の蕾を開花まで。今年は蕾が少なくて。それでもちゃんと開いてくれました。...